待機期間に見えてきた根本的な問題

6回目の不承認で「審査リクエスト回数が上限に達した」という通知を受け、2026年6月22日まで再申請できない状態になりました。 この期間はじっくり問題を分析できる時間が生まれたということでもあります。

この期間にAIアシスタントとのやり取りを通じて改めてサイト全体を見直したところ、自分では気付かなかった問題点が2つ浮かび上がりました。

問題1:ルートドメインのnoindexにより、信頼性が十分評価されない状態

6回目までの対応でrobots.txtを使ってjpx-info.comのルート直下をGooglebotからブロックし、/trendsnews/配下のブログだけをクロール許可していました。 この方針自体は金融系コンテンツを隠すという目的では正しいものでした。

しかし見落としていたことがあります。AdSenseの審査ロボットはドメインのルート(https://www.jpx-info.com/)を起点にサイト全体の信頼性を評価していると推測しました。 ルートがrobots.txtでクロールできない状態だったため、結果としてサイト全体の評価に悪影響を与えていた可能性があります。

いくら/trendsnews/配下に良質な記事がたくさんあっても、ドメインのルートが「隠されている」状態では、 審査の土台から評価されないということになります。これがずっと落ち続けていた原因のひとつである可能性が高いと判断しました。

問題2:Search Consoleに残る35ページのnoindex残骸

Search Consoleの「ページがインデックスに登録されなかった理由」を確認すると、「noindexタグによって除外されました:35ページ(失敗)」という状態になっていました。

これらの多くは以前書いた記事やテスト的に作成したページで、現在は物理削除済みです。しかしGoogleは過去にクロールしたURLの情報が一定期間残るため、物理削除されてもすぐには記録から消えません。

内訳を見ると、タグページの重複(/tag/xxx/tag/xxx.htmlが両方存在)や、過去の金融系コンテンツのURL残骸なども含まれていました。 これらが「このサイトには大量の問題ページがある」という印象を与えていた可能性があります。

下図のように既に削除したtag等のURL残骸がありました。

GoogleSearchConsoleのnoindex除外ページ画面

解決策の検討:新ドメイン vs 構成変更

2つの問題が判明した上で、解決策として以下の2つを比較検討しました。

選択肢A:新ドメインにTrendsNewsを移転

  • メリット:問題が一気に解決。ドメイン名とブランドも一致させられる
  • デメリット:ドメイン取得費用が発生。記事のURLが全部変わる。これまで積み上げたSEO評価がリセット

選択肢B:現ドメインで構成変更(採用)

  • メリット:コストゼロ。ドメインの継続利用。記事URLの変更は最小限
  • デメリット:ドメイン名とサイト名の不一致は残る。ルート問題は解消できるが完全ではない

コストとリスクを考慮してBの構成変更を選択しました。具体的には「TrendsNewsをルート直下に移動し、金融系サイトを/finance/配下に移設する」という方針です。 これによりhttps://www.jpx-info.com/のトップがTrendsNewsになり、ルートページが十分に評価されない問題が解消されます。

実施した変更①:金融サイトをfinance/配下に移設

金融系サイトはFTPアップロードで運用しています。ローカルPCで自動生成したHTMLをFTPでサーバーにアップするという仕組みです。

移設の手順として、まず/finance/ディレクトリを新たに作成し、既存のファイルをコピーして動作確認をしました。 FTPアップロード先を変えるだけで本番への影響を最小限にテストできるのが今回の構成の利点です。

確認した結果、金融系サイト内の相互リンク(売禁ウォッチャー→信用残ウォッチャー→上場廃止ウォッチ)のURLパスが旧パスのままになっていたため修正が必要でした。 またcanonicalタグとog:urlも旧URLを指していたため、これらも新しい/finance/配下のパスに書き換えました。

このタイミングで自作ツールとして、本サイトからのリンクも付与しました。(noindex状態にしています) YMYL領域に該当する可能性もありますが、あくまで開発ツールとしてnoindex公開することにしました

移設後のサイト構成

  • https://www.jpx-info.com/ → TrendsNews(AdSense申請ブログ)
  • https://www.jpx-info.com/finance/ → 上場廃止ウォッチ(金融系)
  • https://www.jpx-info.com/finance/urikin_mashitan/ → 売禁ましたんウォッチ
  • https://www.jpx-info.com/finance/jpx_margin_data/ → 信用残ウォッチ

実施した変更②:TrendsNewsをルート直下に移動

これまで/trendsnews/配下に置いていたTrendsNewsの全ファイルをルート直下(/public_html/jpx-info.com/直下)に移動しました。

具体的に移動したファイルは以下です。

  • index.html(トップページ)
  • backnumber.htmlranking.htmlsitemap.htmlなど固定ページ
  • about.htmlauthor.htmlcontact.htmlprivacy.htmldisclaimer.htmlaffiliate.htmlterms.html
  • 全記事HTML(tech_stockphoto_xxx.htmlgames_ai_maked_xxx.html
  • category/tag/images/includes/ディレクトリ
  • common.csssitemap.xml

この移動で全記事のURLが/trendsnews/XXXXX.htmlから/XXXXX.htmlに変わります。 内部リンクは全て相対パスか絶対パスのルート基準で書いていたため、ほぼ修正不要でした。

実施した変更③:robots.txt・sitemap.xmlの全面見直し

サイト構成が変わったため、robots.txtとsitemap.xmlを全面的に書き直しました。

新しいrobots.txtは以下の通りです。

User-agent: *
Disallow: /finance/

Sitemap: https://www.jpx-info.com/sitemap.xml

以前の設定と比べて大きく変わった点は「User-agent: *Disallow: /がなくなった」ことです。 以前はルート全体をブロックして/trendsnews/だけを許可していましたが、 今回はルートが直接TrendsNewsになったので全体を許可し、/finance/だけをブロックする形に変わりました。

sitemap.xmlも全記事のURLを/trendsnews/なしの形で生成し直しています。Search Consoleでも旧サイトマップを削除・再登録しました。

自動生成スクリプトの修正(SITE_URLとカテゴリ設定)

このブログはHTMLの自動生成スクリプト(Python)で記事追加・サイトマップ更新・インデックスページ生成を管理しています。今回のURL変更に伴い、スクリプトの設定値も修正が必要でした。

特に重要だったのがSITE_URL変数です。スクリプト内で以下のように設定されていました。

# 修正前
SITE_URL = "https://www.jpx-info.com/trendsnews"

# 修正後
SITE_URL = "https://www.jpx-info.com"

この1行を修正することで、sitemap.xml・カテゴリページのcanonical・タグページのcanonicalなど、スクリプトが生成する全URLが正しいルート直下のパスになります。 ここを直さずにスクリプトを実行すると、せっかく修正したsitemap.xmlが/trendsnews/付きの存在しないURLで上書きされてしまいます。

また、カテゴリ設定も見直しました。スクリプトには5つのカテゴリ(tech・life・business・book・game)が定義されていましたが、実際の記事はtechとgameしかありません。 このままではlife・business・bookの空カテゴリページが生成されてしまうため、以下のように修正しました。

# 修正前
CATEGORY_PAGE_SLUGS = ["tech", "life", "business", "book", "game"]

# 修正後
CATEGORY_PAGE_SLUGS = ["tech", "game"]

7回目の結果と次のステップ

6月22日に大幅な構成変更を終えた状態で7回目の申請をしました。

結果はまたも不承認でした。正直なところ、ここまで手を尽くして落ちたのはかなり心が折れました。

ただ、今回の構成変更は「7回目のための対応」というだけでなく、サイトとして本来あるべき姿に近づけるための正しい変更だったと信じています。 ルートページが十分に評価されない問題は解消され、TrendsNewsがドメインのトップに来て、金融系コンテンツは明確に分離された。これはAdSense審査の有無に関係なく、正しいサイト構成です。

8回目に向けてはさらに別の観点での改善を進めています。少し原点に回帰しています。(自身が記事にしたいことは記事する)

GoogleAdsense審査NGが続き、記事作成の目的が当初からズレてきていると考えたためです。Google AdSense審査合格だけを目的としたサイト運営、記事作成はやめようと考えています。 その記録は別記事(別チャットにてやり取り中)で続けていく予定です。

7回目のNGメールはつい先日(この記事の作成時点)のことでした。

GoogleAdsense審査NGメール受信履歴

7回目フェーズの変更内容まとめ

  • 金融系サイトを/finance/配下に移設(ルートページが十分に評価されない問題を解消)
  • TrendsNewsをルート直下に移動(/trendsnews//
  • robots.txtを全面見直し(/finance/のみブロック)
  • sitemap.xmlを全URL更新・Search Consoleに再送信
  • 自動生成スクリプトのSITE_URLを修正
  • カテゴリ設定を実在する2カテゴリ(tech・game)のみに修正
  • トップページのタイトル・h1を「AIを使う」「AIで作る」に統一

FAQ

Q. AdSense審査でルートドメインがnoindexになっていると問題ですか?
問題になる可能性が高いです。AdSenseの審査ロボットはまずドメインのルート(トップページ)を確認し、そのドメイン全体の信頼性を評価しようとします。ルートがnoindexまたはrobots.txtでブロックされていると「このドメインは正常に公開されていないサイト」と判断される恐れがあります。
Q. サブディレクトリのサイトをルート直下に移動するにはどうすればいいですか?
ファイルをサブディレクトリからルート直下にコピー・移動し、内部リンクのパスを修正し、サイトマップとrobots.txtを更新し、Search Consoleに新しいサイトマップを送信します。自動生成スクリプトがある場合はSITE_URLなどの設定値も合わせて変更が必要です。
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