3回落ちて気づいた「記事テーマの問題」
記事数を増やし、プライバシーポリシー・プロフィール・お問い合わせ・免責事項を揃えて3回落ちた時点で、私は方向転換することにしました。 「必要なページは揃えた。次は記事自体に問題があるはず」という仮説です。
改めてサイト全体を見渡してみると、記事のテーマがかなりバラバラであることに気づきました。 立ち上げ当初は「自分にとってのトレンドニュースを扱う」というコンセプトで始めたため、テクノロジー・ゲーム・書籍・ライフスタイル・ビジネスといったカテゴリを設けていました。 記事も様々な分野の記事を作成し、個人的な思いを明記していました。 しかし広告主の立場で、このサイトはどういったコンセプトのサイト?どのような広告を掲載すればよいのだろう?と考えると、分野が多岐に渡っているので何の広告を出したら良いか分かりません。
また、調べた結果、YMYL(Your Money or Your Life)領域に該当する可能性がある記事が存在するということも分かりましたので、記事の選定が必要だと考えました。
4回目~6回目のNGメール受信履歴は下図のような状況です。
問題として認識したこと
- カテゴリが5つあり、サイトのコンセプトが伝わりにくい
- 一部の記事がYMYL領域に該当する可能性がある
- サイト名「TrendsNews」と実際のコンテンツ(AIエンジニアブログ)の乖離
- スマホで確認した際の表示崩れ(レスポンシブ対応の不備)やページの読み込み速度低下
- 同じドメインに金融系サイト(jpx-info.com直下)が同居している
4回目の申請:スマホ最適化・画像軽量化
ユーザーのことを考慮する際にモバイルユーザーは外せません。 これまでPC中心でチェックしていたため、スマホ画面で見た際に表(テーブル)やコードブロックがはみ出していたり、メニューが押しづらくなっていた部分を修正しました。 また、モバイルユーザーや審査時のボット評価を意識して、サイト全体の「スマホ表示(レスポンシブ対応)」と「表示速度の改善」にも取り組みました。
さらに、ページ表示速度の足を引っ張っていた画像ファイルの見直しを実施。記事内で使っている画像をJPEGやPNGから 次世代フォーマットの「WebP」形式へ変換・圧縮し、見た目のクオリティを落とさずにファイルサイズを大幅に軽量化しました。 サイト全体のパフォーマンス向上を図る狙いです。
スマホ対応と画像の軽量化を整えたこの状態で4回目の申請。しかし、結果はやはり不承認でした。
テーマ整理と不要記事をnoindexにする対応
「書籍」「ライフスタイル」「ビジネス」のカテゴリはサイドバーやナビゲーションから非表示にし、実質的にtechとgameの2カテゴリに絞りました。
サイトの説明文も見直し、「AIゲーム開発とストックフォト自動化に挑戦するエンジニアの実録ブログ」というコンセプトに統一しました。 トップページのコピー・フッターのサイト説明・各ページのmeta descriptionも整合性が取れるように修正しています。
4回目の不承認後、Search Consoleを詳しく確認してみると、インデックスに登録されているページの中に「テスト的に作ったがクオリティが低い記事」「方向性が定まる前に書いたテーマのブレた記事」が含まれていることがわかりました。
これらのページをGoogleのインデックスから除外するために、まず<meta name="robots" content="noindex">を設定する対応を取りました。
noindexにすることでGoogleに「このページはインデックスしないでください」と伝えられます。
ただしここで一つ注意点がありました。noindexにしてもファイル自体はサーバー上に残るため、URLを直接知っていればアクセスできます。また、Search ConsoleにはGoogleが過去にクロールした記録が残り続けます。
5回目の申請と新たな気づき
テーマ整理とnoindex対応後に5回目の申請。結果はまたも不承認です。
しかしこの段階でSearch Consoleを確認した時に重要な数字が目に入りました。「noindexタグによって除外されました:38ページ」という表示です。 インデックス登録済みが25ページに対して、noindexで除外が38ページというのは明らかに異常な状態です。
AdSenseの審査担当者がSearch Consoleの情報を参照するかどうかは不明ですが、「このサイトは大量のページをnoindexにしている=隠しているページが大量にある」という印象を与えてしまう可能性は否定できません。
また、noindex除外ページの内訳を見てみると、過去に書いた金融系コンテンツ(売禁ウォッチャー・上場廃止監視)のURLが含まれていました。これらはjpx-info.com直下の別サイトのコンテンツですが、
同じドメインで動いているためGoogleからは「このドメインは金融系のコンテンツも持っている」と認識されてしまいます。(現在は作成したツールとして復活させています)
金融・投資情報はYMYL(Your Money or Your Life)コンテンツとして審査基準が非常に厳しくなります。 AdSenseのブログ部分だけを見てほしいのに、同じドメインの金融系サイトのせいで足を引っ張られている可能性が出てきました。
noindexから物理削除へ
「noindexでは不十分」という判断に至り、問題のある記事は物理的にサーバーから削除することにしました。
noindexと物理削除の違いを整理すると以下の通りです。
noindex vs 物理削除
- noindex:ファイルは残る。URLに直接アクセス可能。Googleのキャッシュには一定期間残る。Search Consoleに残骸が蓄積する
- 物理削除:ファイルが消える。URLにアクセスすると404エラー。Googleのキャッシュからも徐々に消える。完全にリセットできる
物理削除したのは以下の種類のファイルです。
- 「書籍」「ライフスタイル」「ビジネス」の全記事
- タグHTML全般
- クオリティが低いと判断した記事
robots.txtで金融系サイトをブロック
物理削除と並行して取り組んだのが、robots.txtによる金融系サイトのブロックです。
jpx-info.comの直下には株式投資関連の金融情報システムが稼働しています。
これはAdSense審査を申請したTrendsNewsブログとは別物ですが、同じドメインに同居しているため、
Googleからは別サイトとして認識されにくい可能性があります。
そこでrobots.txtを以下のように設定しました。
User-agent: *
Disallow: /
Allow: /trendsnews/
User-agent: AdsBot-Google
Disallow: /
Allow: /trendsnews/
Sitemap: https://www.jpx-info.com/trendsnews/sitemap.xml
この設定の意図は「ルート直下の金融系コンテンツは全部ブロック、AdSense申請対象の/trendsnews/配下だけをGoogleに見せる」というものです。 これによりAdSenseの審査ボットが金融系コンテンツを見てしまうことを防ぎ、TrendsNewsブログだけを審査対象として見てもらえることを狙いました。
6回目の申請と不承認
物理削除・robots.txt対応を行った上で6回目の申請をしました。
結果は不承認。そしてこの不承認で「審査リクエスト回数が上限に達した」という通知が来てしまいました。2026年6月22日以降でないと再申請できないという状態になってしまったのです。
ここで強制的に立ち止まる時間ができました。次の申請まで数週間あります。この間にもっと根本的な問題を解決しなければなりません。
6回目申請時のサイト状態
- 記事数:約18本(techとgameに統一済み)
- 基本ページ:✅ 全て設置済み
- 不要記事:✅ 物理削除済み
- スマホ対応・画像軽量化:✅ 表示改善済み
- robots.txt:✅ 金融系コンテンツブロック済み
- 問題:審査リクエスト上限到達・6月22日まで申請不可
4〜6回目を振り返って
4〜6回目のフェーズでやったことを整理すると、「利用ユーザーや広告主の立場になって、サイトをクリーンな状態にしていく」作業でした。 テーマの絞り込みだけでなく、スマホでの読みやすさ改善や画像圧縮によるスピードアップを図り、余計なコンテンツを取り除く環境を整えました。
それでも通らなかった。ということは、まだ何か根本的な問題が残っているはずです。
その問題が判明するのは、6月22日の再申請に向けてさらに深く分析した7回目のフェーズです。 ドメインとサイト構成に関する、より本質的な問題が見えてきます。その記録は次の記事(003)に続きます。
4〜6回目フェーズの教訓まとめ
- 広告主目線で記事テーマの統一が必要
- 利用ユーザー目線でスマホ表示での視認性向上や、画像の圧縮・WebP化による表示速度改善は行うべき
- noindexよりも物理削除の方が確実。特に問題のあるページは迷わず削除する
- 同じドメインにYMYLコンテンツが同居していると審査が厳しくなる可能性が高い
- 申請上限に注意。改善が不十分なまま申請を繰り返すと強制待機期間が発生する